【健康経営】株式会社 矢野興業 インタビュー(ウェルネス保健室)

株式会社矢野興業の健康経営への取り組み

株式会社矢野興業は、建設業(土木・建築)を中心に事業を展開しており、「人との関係がうまくいかないと企業はうまくいかない」という強い信念のもと、「人」を何よりも大切にする経営を行われています。

 

<基本理念>

「すべては人、人、人の質にある」

健康経営を推進する背景

胸に手を当てる三人のビジネスパーソン

約10年前、ベテラン社員が病気で倒れるケースが複数発生し、企業にとっての損失、周囲のモチベーション低下、生産性低下という課題に直面されたとのこと。

 

この経験から、元々行っていた健康管理をさらに強化し、全社的に健康経営に力を入れるようになりました。

 

建設業界全体で担い手不足が叫ばれる中、仲間になってくれる人を増やすだけでなく、既存の社員を手放さないことが企業の存続にとって非常に重要だと考えられています。

 

具体的な取り組み

熱中症対策の徹底

建設現場で働く社員が多いため、以前から熱中症対策には特に注力してきました。現在では、毎朝、総務部門から全社員のLINEグループへ暑さ指数を発信し、注意喚起を継続的に行っています。常に発信し続けることで、社員の意識向上と安定を図っていらっしゃいます。

メンタルヘルスケアの重視

現場監督は、小さな会社の経営者のように、下請けや職員のプロデュース、現場のお金の管理など、多岐にわたる業務を担い、大きなストレスを抱えることがあります。営業職や事務職も含め、社員が抱えるストレスへのケアは非常に重要だと認識されています。

 

特に「心の健康」は最も見えにくい部分であるため、矢野興業では社員一人ひとりの声を聞くことを最も大切にされており、社員と話す機会を増やし、日々の会話の中から生まれる小さな悩みを早期に発見し、メンタル面での健康をサポートすることを目指されています。

 

特別なことではなく、会話を通じて意見を聞き、全てを改善できなくても改善に向けた努力を続けることを重視しています。

 

健康経営の成果と展望

これらの取り組みにより、離職率が大幅に減少。健康的な理由で離職だけでなく、様々な理由での退職者が減ったことは、企業として大きなプラスであり、人材確保の面でも予防として機能しているようです。

 

今後は「社員ファースト」の考え方で社員の意見をさらに積極的に取り入れ、共に成長していきたいともお考えで、矢野興業が「建設業でも健康経営ができる」というモデルとなることで、他の中小建設業も活性化し、業界全体を盛り上げていきたいとも思っていらっしゃいました。


ウェルネス保健室では産業カウンセラー、保健師、理学療法士による健康経営を支援行っています。

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