「大量のPDFやマニュアルを読み込む時間がない……」「AIに資料を読み込ませたいけど、コピペが面倒……」AIが徐々に普及し始めて、これまで以上に情報の波に溺れそうになっていませんか。
そんなビジネスパーソンに朗報です。Googleの最強AI「Gemini」と「NotebookLM」がついに連携できるようになりました。
これまで別々に動いていたこの2つのAIが連携することで、あなたの仕事の進め方は大きく変わります。
Google Workspaceをご利用している方も遅れてこの機能が追加されましたので、この記事では、この連携がなぜ凄いのか、そして明日からどう使えるのかを徹底解説します。3分で読める内容ですので、ぜひ最後までお付き合いください。
GeminiとNotebookLMそもそも何が違うの?

連携の話をする前に、それぞれのAIの得意をおさらいしてみましょう。ここを理解すると、連携の凄さがより深くわかります。
NotebookLM:「図書館の司書」
NotebookLMは、あなたがアップロードした資料(PDFやGoogleドキュメントなど)の中身を完璧に理解し、そこにある情報だけを使って回答してくれるAIです。
- 得意なこと: 資料の要約、事実確認、情報の検索。
- 特徴: 嘘をつきにくい(ハルシネーションが少ない)。
- 弱点: 文章での回答がメイン。画像を作ったり、資料にない世の中の一般常識を混ぜて話すのは苦手です。
NotebookLMの最大のメリットはハルシネーションが少ないです。ただし絶対にハルシネーションが起こらないというわけではありません。
NotebookLMのハルシネーションに関してはこちらの記事をご覧ください。
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参考NotebookLMのハルシネーションは防げる?起こる原因と精度を高める5つのプロンプト術
「NotebookLMはアップロードした資料に基づいて回答するから嘘をつかない」そう聞いたことはありませんか? GoogleのAIツール「NotebookLM」は仕事や学習の効率をUPさ ...
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Gemini:天才「クリエイター」
一方、GeminiはGoogleが誇る万能型のAIモデルです。
- 得意なこと: 文章作成、アイデア出し、プログラミングコードの作成、画像の生成。
- 特徴: 世界中のインターネットの知識を持っているので、話の引き出しが多い。
- 弱点: たまに知ったかぶりをして嘘をつくことがある。
2つが「連携」すると何が起きる?

2025年1月、通常のGoogleアカウントでGeminiの画面から直接NotebookLMの「ノートブック」を参照できる機能が追加されました。
これまでは、NotebookLMでまとめた内容をコピーして、Geminiに貼り付けて……という面倒な作業が必要でした。
しかし、これからはGeminiで、NotebookLMという「正確な知識を持つ司書」の頭脳を利用できるようになったのです。
わかりやすく表にまとめてお伝えします。
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特徴 |
NotebookLM (単体) |
Gemini × NotebookLM (連携) |
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役割 |
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情報の範囲 |
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正確さ |
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できること |
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※表現の幅が圧倒的に広い |
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資料の容量 |
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こんな時に |
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【実践編】明日から使える!最強の活用法

では、具体的にビジネスの現場でどう役立つのでしょうか? すぐに使える3つのアレンジをご紹介します。
例1:会議の音声を「完璧な議事録&スライド」に変換
会議の録音データがあるなら、NotebookLMに入れて文字起こしをさせましょう。そしてGeminiから指示します。
プロンプト
「NotebookLMにある会議の音声データをもとに、決定事項を箇条書きでまとめて。さらに、その内容を部内で共有するためのスライド構成案も作って」
NotebookLMの正確な聞き取り能力と、Geminiの構成力が合わさり、すばやく報告資料が完成します。
実際に私が理事会の議事録作成している手法ですが、3時間ほどかかっていた作成業務が、1時間で完成するようになり、70%のムダが削減されました。
例2:社内ドキュメントを見ながら「プログラミング」
ただコードを書くことに特化するならOpenAIのCodexやAnthropicのClaude Codeの方がお勧めです。
でもバイブコーディングをやってみたい方、エンジニアや開発に関わる方にはおすすめです。仕様書やAPIドキュメントをNotebookLMに入れておきます。
プロンプト
「NotebookLMの仕様書に従って、この機能を実装するためのPythonコードを書いて」
Geminiはコードを書くのが得意ですが、社内独自の仕様までは知りません。NotebookLMを「カンニングペーパー」として渡すことで、修正の手間が少ない実用的なコードを書いてくれます。
例3:過去の自分の「分身」を作る
過去に自分が書いたブログ記事、レポート、メールなどをNotebookLMにまとめます。
「NotebookLMにある過去の文章の文体や癖を真似して、新しいプロジェクトの企画書を書いて」こうすれば、AI特有の「機械っぽい文章」ではなく、これまでの自分らしい文章でドラフトを作成してくれます。
これはライターや企画職の方にとって強力な武器になります。実際にこちらの方法を利用して電子書籍出版を行なっている方もいます。
始めるのは簡単!3ステップ
- NotebookLMで準備
まずNotebookLMを開き、資料をアップロードして「ノートブック」を作ります。 - Geminiを開く
Geminiにアクセスします。 - 連携させる
チャット入力欄にある「+」ボタン(または@メンション)から「NotebookLM」を選択し、参照したいノートブックを選ぶだけ。
※Google Workspace(企業向けアカウント)をお使いの方は、管理者の設定が必要な場合があります。
まとめ
これまでのAI活用は、毎回資料を読み込ませる「手間」との戦いでした。 しかし、今回の連携によって、「一度覚えた知識(NotebookLM)」を「何度でも好きな形で活用(Gemini)」できるようになりました。
これは単なる時短ツールではありません。 面倒な「調べる・まとめる・整える」作業をAIに任せ、あなたは「考える・決める・創る」という人間にしかできない仕事に集中するための、最強のパートナーです。
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